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骨粗しょう症

骨粗しょう症

カルシウム減型を含め3タイプ

今回は骨粗しょう症についてです。
直接美容とは関係ないのかもしれませんが、女性がなりやすい症状でコラーゲンも関係しているのです。これぞ健康の根幹を揺るがすものであり、美の基本でもある健康を脅かすものです。
そんな骨粗しょう症についてお伝えします。 骨粗しょう症で起こる脆弱骨折は、これまで骨のカルシウムが減ることによる骨密度の低下が原因と考えられていました。 最近ではカルシウムとともに骨を作っているコラーゲンの老化も密接に絡んでおり、骨粗しょう症に三つのタイプがあることが分かってきました。
東京慈恵医大の斎藤准教授(整形外科)は『骨の強度の維持にカルシウムだけでなく、コラーゲンも重要。カルシウムは量の減少、コラーゲンは老化の進行が問題で、この二つの組み合わせでタイプが分かれます』と言われています。
骨粗しょう症の人に多い背骨の圧迫骨折では、約6割の人は激しい痛みがありません。 それに気付かずに放置しておくと、1年以内に4人に1人が新たな骨折を起こすとされています。
こうした骨折の連鎖を防ぐために、今は骨粗しょう症の治療にビスホスホネート剤が使われます。

治療にビスホスホネート剤

骨は、骨吸収(破壊)と骨形成を繰り返しながら、常に作り替えをして年間40%も入れ替わります。
ビスホスホネート剤は骨破壊を抑えることで骨密度を増やします。この薬は年齢と無関係に何歳から使っても効果があります。 薬を使わなかった場合と比べ、1年間で骨折を半分に抑える効果があります。

肥満や生活習慣病の併存に注意

一方、斉藤准教授らは、骨密度が比較的高い閉経後の女性1614人を対象に追跡・観察した研究で、体格指数(BMI)が30以上の肥満か、 生活習慣病(動脈硬化や糖尿病、脂質異常症)の併存がある場合、骨密度が高くても脆弱骨折を起こしやすいことに気付きました。

コラーゲン老化も原因

骨粗しょう症にはコラーゲンも深く関係しています。
これまでの分析の結果、骨の強さを保つにはカルシウムとともにコラーゲンも重要であることが分かっています。 コラーゲンは棒状のタンパク質で弾力性があるのが特徴です。骨の中にたくさんあり、骨を鉄筋コンクリートに例えると、鉄筋がコラーゲン、コンクリートがカルシウムです。
コラーゲンの場合、骨の強度に影響してくるのは老化です。
この場合の老化は、体内の活性酸素により酸化され、『終末糖化産物』(AGEs)と呼ばれる“サビ”が蓄積して弾力性が低下して硬くてもろくなることなんです。 これが骨のヒビ割れの原因になるんです。

70歳の人で、骨折していない人と骨折を起こした人を比べる研究で、骨折者はコラーゲンの老化、つまりサビが多いことが分かっています。

3つに分かれる骨粗しょう症

骨粗しょう症による骨脆弱化は・・・
1.カルシウムが減少した低骨密度型
2.コラーゲンが老化した骨質劣化型
3.1と2の混合型
これら3つのタイプに分かれます。

普通の人と比べて、骨折リスクは順に3.6倍、1.5倍、7.2倍となり、3の混在型が最も高いです。 患者数では順に5対3対2の割合になります。
現在、コラーゲンの老化度は血中のペントシジンを測ることなどで調べられますが、残念ながら保険適用外です。

最後に・・・

斉藤准教授は、特に糖尿病の人は骨が非常にもろくなるので注意してほしいと注意喚起されています。
骨は常に作り替えられているので、コラーゲンを改善すれば骨質をよくできます。 活性型ビタミンD3剤や選択的エストロゲン受容体モジュレーター(SERM)、副甲状腺ホルモン剤などの薬があります。 骨を強くするため運動で負荷をかけることも大事です。
しかし、高齢者になると運動で負荷をかけることは逆効果です。十分に気を付けてください。

よく美容のために飲むコラーゲンを!なんて広告を見かけますが、これらのことからも分かるようにコラーゲンを摂取すると優先的に骨や筋肉に作用します。 しかしコラーゲン老化型の骨粗しょう症の場合は飲むコラーゲンも有りなのではないでしょうか。