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がんこ親父の『閑話』:嘘のようなカラス撃退法

がんこ親父の『閑話』 親父の閑話とは?

辞書によると『むだばなしをすること。雑談。』
5年前に病に倒れ、半身麻痺という重い後遺症が残り化粧品やお客様との会話をしばらくの間休んでおりましたが、リハビリをする中で不自由ながらもパソコンを動かすことができるまでに回復し、これを機にまた親父の無駄話を皆様に聞いていただきたくペンの代わりにマウスを握りました。
『閑話』の如く気軽に親父の雑談を聞いてください。

がんこ親父の『閑話』:嘘のようなカラス撃退法

賢いカラス

よく散歩してると、ごみに近寄るカラスを見かけます。
カラスは賢いもので、回収してもらうゴミの上にかけてあるネットをクチバシで上手に外して、 ゴミ袋を選んでクチバシで破って荒らしてます。 そして人が近寄ってくると飛び立って近くの電線から様子を見守ってるんです。 本当に賢くて、すごく腹が立ちます。 このようにカラスの被害は各地で起こってるわけですが、これに嘘のような方法でカラスを撃退したそうです。 その嘘のような撃退法とは・・・?

嘘のような撃退法

いつかの新聞記事に載ってたのですが、物忘れの激しい年齢になりどこの新聞だったのか忘れましたが・・・ 嘘のような撃退法でした。
岩手県の大槌町にあります『東京大学 大気海洋研究所国際沿岸海洋研究センター』での出来事です。 大槌町といえば、東日本大震災で甚大な被害に遭った場所で、震災の津波はこのセンターの3階建ての最上階まで到達したんです。 その後、3階だけが仮修復をして1、2階はがれきの撤去後は物置になっていたそうです。
カラスの被害が目立ち始めたのが2015年の春で、むき出しになった1階天井のパイプの断熱材がむしり取られ、 羽根やらフンやら落ちるようになったんです。 津波で周囲の住宅が崩壊して人影が消え、センターも扉や窓がなくなったために、カラスが繁殖期に建物に入り込んで、 巣作りの材料として断熱材をむしり取るようになったのです。
ここで相談を受けたのが動物行動学の佐藤克文教授です。
しかし、相談を受けた佐藤教授も決定打がなくて、どうしたもんかと色々と試しましたが、ダメだったようです。 そこで今度は佐藤教授が知人で『カラスの専門家』の宇都宮大学『雑草と里山の科学教育研究センター』の 竹田努研究員(環境医学)に相談したところ、嘘のような撃退法をアドバイスされたそうです。

カラス侵入禁止

   

嘘のような撃退法をアドバイスされた佐藤教授は『冗談だろう』と思われたそうです。
そのアドバイスとは『警告文を出してみては』というアドバイスでした。
このようなアドバイスをされたら私も冗談だろうと、きっと思うはずです。 だって、いくらカラスが賢いとはいえ文字が読めるとは思えません。 読めたとしてもカラスがそんな警告に従うとも思えません。

カラスが来なくなった

   

佐藤教授は冗談だろうと思われたみたいですが、試しに『カラス侵入禁止』と書かれた警告文を吊るしてみたそうです。
すると不思議にもカラスはすぐに来なくなり、一時的かと思われた効果も長続きされたそうです。
これは本当に不思議ですよね。カラスは本当に文字が分かるのでしょうか? 分かるのならカラスは本当にスゴイです。

理にかなった撃退法

   

でも、実際にはカラスが文字を理解していたわけではないようです。 それを聞いて私は少し安心しました。
竹田研究員によると『警告文を目にした職員や学生がカラスに視線を向けたり指したりすることで警戒して寄り付かなくなる』ということだそうです。 この警告文を見た人間が不思議に思って、みんなが空を見たりするので、その視線に警戒感をカラスが示しそれを続けることによって カラスが近寄らなくなったそうなんです。 風が吹けば桶屋が儲かるではないですけど、これには本当に驚きました。
今年もカラスの繁殖期がやってきて、数十枚の警告文をぶら下げ3年目に突入するそうですが、カラスは全く近寄らないそうです。 カラスの撃退法はなにか罠を仕掛けたりするのではなく、人の視線や警戒が一番効果があるんですね。 各地でカラスの被害が深刻な地域もありますが、この方法ならすぐにできますし、ちらちらと空に目を向けて、 見る人が増えれば増えるほど効果があがるこの撃退法が広がればいいなと思いました。